ベタ基礎とは
ベタ基礎とは、建物の底面全体を鉄筋コンクリートの板で覆う基礎の形式です。壁や柱の下だけに帯状のコンクリートを回す布基礎に対し、建物の下がまるごとコンクリートの面になっている点が違います。地盤に力を広く分散できるため比較的軟らかい地盤でも採用され、近年の住宅では広く使われています。解体の場面では、この構造がそのまま作業量に跳ね返ります。布基礎に比べてコンクリートの体積が大きく鉄筋も密に入っているため、圧砕機やはつりでの取り壊しに時間がかかり、運び出す産業廃棄物の量も増えます。基礎の撤去費が坪単価とは別に計上されることがあるのは、こうした差があるためです。見積もりの段階では、どちらの基礎かによって金額が変わるので、図面や現地調査で形式を確かめておくことが欠かせません。また、基礎をどの深さまで撤去するかは契約で決めておくべき点です。地中に残したままにすると、更地として引き渡したあとの再建築や土地の売買で、地下埋設物として問題になることがあります。