一式計上とは
一式計上とは、見積書のなかで作業や材料の内訳を細かく示さず、「解体工事一式」「付帯工事一式」のようにまとめて金額を記載するやり方をいいます。書類は簡潔になりますが、施主の側からは、何がその金額に含まれているのかを読み取れません。含まれていると思っていた庭木の伐採や物置の撤去が実は範囲外で、着工後に追加工事として請求される、という食い違いはここから生まれます。相見積もりを取っても、一式でまとめられた見積書どうしでは何を比べているのかが分からず、総額の安さだけで選んでしまうことにもなりかねません。建設業法では、建設業者は請負契約を締結するにあたり、工事内容に応じて、材料費や労務費その他の経費の内訳を明らかにして見積りを行うよう努めなければならないと定められています。内訳を示すことは本来求められている姿勢であり、施主が説明を求めるのは当然のことです。一式と書かれた項目があったら、そこに何が含まれ何が含まれないのかを書面で示してもらい、請負契約書に添付してもらうようにしてください。