遮水工とは
遮水工とは、最終処分場に埋め立てた廃棄物に雨水などが触れて生じる汚れた水が地下水へ染み出さないように、埋立地の底面や側面に設ける遮水構造をいいます。廃棄物処理法の技術上の基準で構造が定められており、遮水シートを二重に敷く方法や、粘土などの水を通しにくい地層と遮水シートを組み合わせる方法などがとられます。シートは施工中や埋立中に傷つくおそれがあるため、破れを早期に見つけるための漏水検知システムをあわせて備えることも求められます。この設備が必要かどうかは処分場の種類によって分かれます。廃プラスチック類やがれき類など、水に触れても有害な物質が溶け出しにくい安定型産業廃棄物だけを埋め立てる安定型最終処分場では原則として不要ですが、それ以外の廃棄物を受け入れる管理型最終処分場では、遮水工と浸出水を処理する設備の両方が欠かせません。解体で出たがれきや廃石膏ボードがどの種類の処分場へ運ばれるのかは、マニフェストの記載からたどることができます。