運搬費とは
運搬費とは、解体工事で発生した廃材やがれき、残土を、現場から中間処理施設や最終処分場などの受け入れ先まで運ぶためにかかる費用をいいます。見積書では処分費用と一体で「廃材処分費」などとまとめられることもありますが、実際には運ぶ費用と、受け入れ先で処理してもらう費用は別のものです。金額を左右するのは、現場から施設までの距離、廃材の量、そして現場に入れる車両の大きさです。前面道路が狭く大型のダンプが入れない現場では、小型車で何往復もすることになり、同じ量でも運搬費は膨らみます。また廃材は種類ごとに受け入れ先が分かれるため、木くず、がれき類、廃石膏ボードでそれぞれ別の施設へ運ぶ必要があり、その分だけ台数も増えます。運搬を担うのは産業廃棄物収集運搬業の許可を受けた業者で、途中でいったん降ろして積み替える場合には、積替え保管を含む許可があらためて必要になります。運んだ実績はマニフェストに記録されるため、見積りの数量と、後から戻ってくる伝票の内容を見比べれば、想定どおりに運ばれたかを確かめられます。