油圧ブレーカーとは
油圧ブレーカーとは、油圧ショベルのアームの先に取り付け、チゼルと呼ばれる先端のノミを油圧で連続して打ち込み、コンクリートや岩を割る機械のことです。現場では単にブレーカー、あるいは挟んで潰す圧砕機と区別してハンマーと呼ばれることもあります。解体工事では、鉄筋コンクリートの基礎や土間コンクリート、擁壁など、圧砕機では歯が立たない硬く厚い部分を壊すときに使われます。打撃で砕くしくみのため、解体作業のなかでも騒音と振動が大きくなりやすいのが特徴です。振動規制法では、手持ち式を除くブレーカーを使う作業が特定建設作業として定められており、指定地域内で行う場合は原則として作業開始の七日前までに市町村長へ届け出る必要があります。騒音規制法の側でも、さく岩機を使う作業として規制の対象になる場合があります。近隣への影響が読みにくい住宅密集地では、作業時間を昼間の限られた時間帯に区切る、防音シートを併用する、振動が伝わりやすい隣家がある場合は静的破砕剤や手壊しに切り替えるといった調整が行われます。見積書に大型ブレーカーの使用が見込まれている場合は、どの部位に何日ほど使う想定かを確認しておくと、近隣への事前説明もしやすくなります。