負圧除じん装置とは
負圧除じん装置とは、石綿の除去作業で、隔離した作業場所の空気を吸い出し、粉じんを外へ逃がさないようにするための装置です。石綿障害予防規則では集じん・排気装置と呼ばれ、吹付け石綿や石綿を含む保温材などを取り除くレベル1・レベル2の作業で設置が義務づけられています。装置が作業場内の空気を吸い出すことで、内部の気圧が外より低い負圧の状態に保たれ、隙間ができても空気は中へ流れ込む向きになるため、粉じんが外へ漏れにくくなります。吸い出した空気は高性能なフィルターを通してから排出し、作業前と作業中には排気口で漏れがないかを点検します。作業場所の出入口には前室・洗身室・更衣室を連ねたセキュリティゾーンを設け、作業者は身体や衣服に付いた粉じんを落としてから外へ出ます。見積書に隔離養生や負圧管理の項目があるかどうかは、石綿対策を適正に見込んでいる業者かを見分ける手がかりになります。