みなし含有とは
みなし含有とは、石綿の事前調査で建材に石綿が入っているかどうかがはっきりしないときに、分析をせず、石綿が使われているものとして扱い、そのうえで必要な対策をとる進め方のことです。石綿障害予防規則では、書類と目視による調査で判断がつかない場合、分析調査を行うか、石綿等が使用されているものとみなすかのどちらかを選ぶよう定めています。分析には検体ごとに費用と日数がかかるため、対象の建材が少ないときや工期を優先したいときには、みなす扱いを選ぶことがあります。ただし石綿があるものとして進める以上、建材の区分に応じた飛散防止の措置、作業者の保護具、届出や結果の報告といった手続きは省けません。対象となる建材が多い建物では、分析して石綿なしと確認できたほうが、結果として費用を抑えられる場合もあります。どちらを選ぶかは、建材の量と工期、費用を見比べて決めることになります。