現場の窓口
建材・構造

石綿含有成形板

(せきめんがんゆうせいけいばん)

石綿含有成形板とは

石綿含有成形板とは、セメントなどに石綿を練り込み、板や管の形に固めて成形した建材のことです。屋根や外壁のスレート波板、軒天や間仕切りに使うけい酸カルシウム板、押出成形セメント板、床のビニル床タイルなどが代表例で、飛び散りにくい建材としてアスベストのレベル区分では三番目に位置づけられます。使われた場所が広く、平成十八年の全面禁止まで作られていたため、既存の建物ではもっとも見つかりやすい石綿建材です。除去のときは、割ったり電動工具で切ったりせず、釘やビスを抜いて原形のまま手作業で取り外すことが基本になります。やむを得ず切断する場合は、湿らせながら行い、作業する人は呼吸用保護具と専用の作業衣を身につけます。令和三年四月からは大気汚染防止法の規制の対象がすべての石綿含有建材に広がり、この成形板を扱う工事でも作業基準を守ることと、事前調査の結果を現場に掲示することが義務づけられました。取り外した板は石綿を含む産業廃棄物として、ほかのがれきと混ぜずに運び出します。

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